
アン・トンプソン
ハリウッド映画業界の洞察力の深さと情報の確かさで、
№1の人気を誇るUSバラエティ誌の花形コラムニスト、アン・トンプソン。
アンジェリーナ・ジョリーを取材したことがある彼女に
“ハリウッド・インサイダー”ならではのジョリーの評価を直撃。
№1の人気を誇るUSバラエティ誌の花形コラムニスト、アン・トンプソン。
アンジェリーナ・ジョリーを取材したことがある彼女に
“ハリウッド・インサイダー”ならではのジョリーの評価を直撃。

現在はブラッド・ピットとの間に双子を妊娠、私生活をパパラッチに追いかけられ、『

ずばり、ムービー・スターよ。アンジェリーナ・ジョリーは“ハリウッド女優”です。すべてのムービー・スターが才能を持っているとは限らないのに、彼女は、美しく、グラマラスな大スターでありながら、大変才能に恵まれているわ。幅の広い演技がこなせ、色々なタイプの役が演じられる。そんな実力を持ちながら、彼女はみんなの前では“ハリウッド女優”を演じていると思う。
だから、レッドカーペットを歩くときも、グラマラスなドレスで登場。記者たちとの対応も非常に考えている。そうやって、みんなから“ハリウッド女優”として、“オスカー女優”として、一目置かれるように自分をマネージメントしているのね。

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今彼女は『カンフー・パンダ』と“Changeling”のプロモーションでカンヌ映画祭を訪れています。が、映画や演技よりも「双子の妊娠を認める」とか「出産は8月」とか、私生活のほうが脚光を浴びているような印象がありますが。

そんなアンジェリーナは、そろそろ2つめのオスカーが欲しいんじゃないかしら。だって、ひとつ目は2000年、つまり8年前の受賞で、それ以降はアカデミー賞にノミネートされていないんですもの。『マイティ・ハート 愛と絆』ではノミネートされなかったし。まあ、それは、この作品が興行的に成功しなかったからという理由もあるけれど。

では、アンジェリーナは「今度こそはオスカーを」と思っている?

彼女は最近のクレバーな俳優がよくやるように、大手映画会社の大作と、賞狙いの(地味だけど良質な)作品の両方に出演しているわ。
そうね、頭の良いやり方だと思う。大手の映画会社の作品に出た後は、インディーズ系の作品に出る。でも、このバランスを取るのはかなり至難の業。『マイティー・ハート 愛と絆』では、アンジェリーナという大スターが出演していたにも関わらず、テーマが難しすぎて、万人受けはしなかった。それが興行的に響き、賞レースにも影響してしまった。でも批評は良かったんですよ。アンジェリーナ自身はその作品でゴールデングローブ賞にもノミネートされたし。だから色々な賞に名前はあがっていたのね、SAGアワードでも候補になりました。

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アンジェリーナは相当戦略的に作品と役柄を選んでいる、というのがハリウッドの見方なんですか?

その通り。とはいえ、アンジェリーナ・ジョリーでも興行的にうまくいかなかった作品に出演したことも。
彼女自身の政治的なスタンスから『すべては愛のために』の出演を選んだと思うけれど、政治的に重いテーマだったため、誰も見たがらなかった。『スカイキャプテン -ワールド・オブ・トゥモロー-』は娯楽大作として作られたにも関わらず、こけてしまった。でも、彼女はすばらしかったわ。出演していた人たちの中で一番良い批評を受けていたので、彼女のキャリアは傷つかなかった。そういう意味では、彼女はまるでテフロン加工されているみたいね。悪いものがくっつかないの。

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オリバー・ストーン監督の『アレキサンダー』も、メジャーな監督と大作にも関わらず、アメリカ国内ではあんまりかんばしくなかったわ。彼女に関する批評はすばらしかったけれど。作品自体は海外でのセールスが良かったみたいね。
『グッド・シェパード』での彼女は、個人的にはミスキャストだったと思う。あの役になりきれていなかったわね。50年代の、おとなしい女性の役だったけれど、彼女がまったく生きなかったわ。アンジェリーナはすごく存在感があるし、パワフルなのに、そういうところがまったく生かされなかった。『60セカンズ』では、そういう部分があまりにも短かかったのが惜しい。だから、「もっと彼女を見せて! パワフルな彼女を見せて!」と思っちゃうのよ(笑)。
一方、『ベオウルフ 呪われし勇者』はすばらしかった。彼女の起用の仕方も良かったわ。彼女の批評もすばらしかったし、大変才能のある女優だと思う。『トゥームレイダー』のララ・クロフトの役も良かったわね。残念ながら続編の出来は第一作には及ばなかったけれど、作品全体に関しては、コントロール出来ないから仕方がないわね。
『グッド・シェパード』での彼女は、個人的にはミスキャストだったと思う。あの役になりきれていなかったわね。50年代の、おとなしい女性の役だったけれど、彼女がまったく生きなかったわ。アンジェリーナはすごく存在感があるし、パワフルなのに、そういうところがまったく生かされなかった。『60セカンズ』では、そういう部分があまりにも短かかったのが惜しい。だから、「もっと彼女を見せて! パワフルな彼女を見せて!」と思っちゃうのよ(笑)。
一方、『

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直接会ったジョリーの印象は?

明確なのは、夫のブラッド・ピットも彼女も、自分たちがセレブであることを有効に利用して、世の中を少しでも良くしようとがんばっていることね。家族単位では子どもを養子に迎えているし、世界的なレベルではアフリカの飢餓撲滅運動を援助したり。
そのテーマでアンジェリーナはドキュメンタリー映画を監督するみたいですよ。
次ページではジョリーの女優としての真価に、さらに迫る>>





























