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『ハリポタ6』公開延期で09年正月興行に暗雲

2008/08/18
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が、今年の11月21日から来年夏に公開が延期された(8月15日関連記事)ことで、国内の映画界にも危機感が広がっている。『ハリー・ポッター』は、2009年の正月映画として、洋画の本命的な位置づけにあった。それが先延ばしになったため、 興行各社は今年全体の興行見通しの大幅な修正を余儀なくされることが確実になったからだ。

 今回の延期は、米脚本家組合のストライキも影響しているとみられる。配給の米ワーナー・ブラザースは、夏の公開作品強化がその理由としているが、こうしたアメリカ本社の判断が日本の興行において、大きなマイナス要素となりそうな情勢だ。

 今年、上半期の米メジャー系洋画配給5社の累計興行収入は、昨年の同時期比で66%と大きな落ち込みを見せ、夏興行も厳しい状態が続いている。そのため、年末に向けて巻き返しを図る作品の筆頭が『ハリー・ポッター』だったが、「11月末から12月いっぱいの興行で、おそらく今年公開される洋画のトップ成績となるだろう『ハリー・ポッター』に、とにかく大きな期待を抱いていた。この作品により正月興行が安定しただろうし、年間の興行においても洋画の巻き返しが狙えたのに、その見通しが立たなくなった」(シネコンの興行担当者)。

 現在、ワーナー・ブラザース映画(日本)は強力な代替作品を検討中というが、果たしてどういった作品が候補に挙がってくるか。いずれにしろ、少し興行に陰りが見えてきたとはいえ、前作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は興収94億円を記録している。これだけの成績を挙げる作品はあまりない。本社の判断は絶対だとはいえ、その影響がもろに日本の興行市場にはね返ってくるのは間違いない。

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