
興収30億円前後の見込みとなった『ナルニア国物語/第2章』』(c)2008 Disney/Walden
5月21日から公開されていた『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』の最終的な興行収入が、30億円前後になることが分かった。7月1日現在で興収27億8000万円を記録。まだ上映日程は残っているが、各シネコンでは上映回数が減っており、今後の数字の推移を換算しての見込みだ。
3月に先発した『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の興収は35億円だった。この2作品は、今年前半の期待のファンタジー大作。買い付け額や宣伝展開に膨大な資金が投入されていることもあって、この成績でも目標の数字には届かなかった。もちろん他の作品と比べれば文句のない成績なのだが、この2作に関しては成功とは言えない。
2000年以降、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で興行の頂点を築いたかに見えるファンタジー大作。『ロード~』が完結する過程で、『ナルニア国物語』シリーズがスタートしたのが06年3月。第1作『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』が興収68億6000万円を記録して、ファンタジー大作の流れは、『ハリー・ポッター』と『ナルニア国物語』に移ったかにみえた。
3月に先発した『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の興収は35億円だった。この2作品は、今年前半の期待のファンタジー大作。買い付け額や宣伝展開に膨大な資金が投入されていることもあって、この成績でも目標の数字には届かなかった。もちろん他の作品と比べれば文句のない成績なのだが、この2作に関しては成功とは言えない。
2000年以降、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で興行の頂点を築いたかに見えるファンタジー大作。『ロード~』が完結する過程で、『ナルニア国物語』シリーズがスタートしたのが06年3月。第1作『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』が興収68億6000万円を記録して、ファンタジー大作の流れは、『ハリー・ポッター』と『ナルニア国物語』に移ったかにみえた。

ファンタジー・ブームのカギを握る『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
しかし、今年公開の2作品の成績を見るかぎりは、ファンタジー大作の興行は停滞気味の様相を呈してきた。もちろんファンタジー大作にかかわらず、いかに全盛を誇ったブームでも永遠に続くことはない。ブームが消え、また新たなブームが登場するのが映画興行の歴史だ。このジャンルは、そうしたブームの変遷のなかで人々の関心から離れかけているのかもしれない。
その理由のひとつとして、若者の観客が少なくなってきたことが挙げられる。前記2作品は、内容の点で少し子ども向けの要素が強かった。宣伝面でどれほど大人向けに売ろうが、こうしたことに若者層は敏感だから自然と劇場から足が遠のいていく。
今年11月には、シリーズ第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が公開される。配給のワーナー・ブラザース映画(日本)も、そうしたことは十分に意識しているようで、ファンタジー大作の真打ちとしての自負を持ちながらも、若者へ向けた積極的な取り組みを、鋭意計画中という。まさに、この作品こそが日本におけるファンタジー大作の正念場となる。
その理由のひとつとして、若者の観客が少なくなってきたことが挙げられる。前記2作品は、内容の点で少し子ども向けの要素が強かった。宣伝面でどれほど大人向けに売ろうが、こうしたことに若者層は敏感だから自然と劇場から足が遠のいていく。
今年11月には、シリーズ第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が公開される。配給のワーナー・ブラザース映画(日本)も、そうしたことは十分に意識しているようで、ファンタジー大作の真打ちとしての自負を持ちながらも、若者へ向けた積極的な取り組みを、鋭意計画中という。まさに、この作品こそが日本におけるファンタジー大作の正念場となる。





















































