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カンヌでアジアン・パワーさく裂
インド、中国、日本が元気!

2008/05/28
『レッドクリフ』
『レッドクリフ』
 今年のカンヌ映画祭では、世界の映画産業がアジアを中心に回っていることがこれまで以上に明らかになった——とは、米バラエティ紙のカンヌ総括の一節。以下は、そのパトリック・フレイター記者による記事。

 とくに勢いがあるのがインドだ。
 インド最大のメディア複合企業Reliance Big Entertainmentは、今後18カ月間で計69作品に、総額10億ドルを出資するばかりか、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットニコラス・ケイジらの製作会社の企画開発資金を提供すると発表した。

 インドで最大の映画配給会社Eros Internationalは、北米最大のインディペンデント会社ライオンズゲートと合弁事業を行うと発表している。

 インド企業による相次ぐ世界進出は、インド国内において急速に消費者社会が拡大していることの反映と見られる。これまで鉄鋼や医療品、IT機器がブームとなっており、いまは娯楽コンテンツがもっとも熱いというわけだ。

 インドの急速な発展ばかりが注目を集めたが、中国と日本も相変わらず活発だ。日本・中国・香港の合作映画『レッドクリフ』(ジョン・ウー監督)の記者会見は、今年のカンヌでも最大規模だった。8000万ドルという製作費は、アジアの配給会社4社だけで賄っている。

 『レッドクリフ』に出資した日本のエイベックス・グループは、世界のVIPを招いたパーティーを開催。300万ドルをかけた盛大なイベントを実施することで、世界にその資金力を見せつけることになった。
 同社の千葉龍平副社長は言う。
「長い間、方向性が定まりませんでしたが、いまは明確な目標があります。我が社の目標は、アジアを映画界の中心にすることです」

 また日本の『トウキョウソナタ』(黒沢清監督)は、ある視点部門で審査員賞を受賞している。

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