
『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』 Narnia TM(c)2008 Disney/Walden
米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ配給で、C.S.ルイス原作のファンタジー大作『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』が、3929館で5600万ドルを記録し、週末(16~18日)の興行成績を制した。
首位には立ったものの、会心のスタートとはならなかった『~カスピアン王子の角笛』。前作と同じアンドリュー・アダムソンが監督を務め、キャストも前回とほぼ変わっていないが、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』が2005年12月に出した国内興行成績6550万ドルには及ばなかった。本作の海外12地域での興収は2070万ドルとし、こちらは前作の数字を抜いている。
家族向け映画は、最初はゆっくりと発進するがロングランの傾向が見られる。これこそディズニーが『~カスピアン王子』に望んでいることで、たとえ22日にスティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が公開されても、家族層は逃げないだろうと考えている。
米ワーナー・ブラザースの『スピード・レーサー』は公開2週目で前週から59%ダウンし、3606館で760万ドルを記録。公開10日間の累計は2980万ドル。
米パラマウント・ピクチャーズの『アイアンマン』は快進撃を続け、今年初めて国内興行成績で2億ドルを突破し、週末のランキングでも2位に入った。公開3週目でわずか39%のダウンにとどまっており、4154館で3120万ドルを記録し累計を2億2250万ドルとした。
米20世紀フォックスのキャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー主演の『ベガスの恋に勝つルール』は、関係者も驚く健闘ぶりをみせ、公開2週目で31%ダウンの1380万ドルを記録。3位を堅守し、累計を4030万ドルとしている。
アート系作品では、オーバーチュア・フィルムズの“The Visitor”が初めてトップ10に順位を上げた。224館で68万7000ドルとし、公開6週目の累計を340万ドルとした。今年の春・夏をあわせても、チャートに食い込んできた初めてのアート系作品となった。ミラマックスの“Reprise”は1館あたり1万5700ドルという高い平均額をマークし、3館から4万7100ドルを記録した。
全体的に見ると、興行成績は前年比27%ダウン。昨年は『シュレック3』が1億2160万ドルでトップを走っていた。しかし関係者たちは、。『スパイダーマン3』と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』という大作が同時期に公開され、『シュレック3』とともにチャートをけん引した昨年5月の成績を抜くことは、どんなに健闘してもできないだろうと予想している。
首位には立ったものの、会心のスタートとはならなかった『~カスピアン王子の角笛』。前作と同じアンドリュー・アダムソンが監督を務め、キャストも前回とほぼ変わっていないが、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』が2005年12月に出した国内興行成績6550万ドルには及ばなかった。本作の海外12地域での興収は2070万ドルとし、こちらは前作の数字を抜いている。
家族向け映画は、最初はゆっくりと発進するがロングランの傾向が見られる。これこそディズニーが『~カスピアン王子』に望んでいることで、たとえ22日にスティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が公開されても、家族層は逃げないだろうと考えている。
米ワーナー・ブラザースの『スピード・レーサー』は公開2週目で前週から59%ダウンし、3606館で760万ドルを記録。公開10日間の累計は2980万ドル。
米パラマウント・ピクチャーズの『アイアンマン』は快進撃を続け、今年初めて国内興行成績で2億ドルを突破し、週末のランキングでも2位に入った。公開3週目でわずか39%のダウンにとどまっており、4154館で3120万ドルを記録し累計を2億2250万ドルとした。
米20世紀フォックスのキャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー主演の『ベガスの恋に勝つルール』は、関係者も驚く健闘ぶりをみせ、公開2週目で31%ダウンの1380万ドルを記録。3位を堅守し、累計を4030万ドルとしている。
アート系作品では、オーバーチュア・フィルムズの“The Visitor”が初めてトップ10に順位を上げた。224館で68万7000ドルとし、公開6週目の累計を340万ドルとした。今年の春・夏をあわせても、チャートに食い込んできた初めてのアート系作品となった。ミラマックスの“Reprise”は1館あたり1万5700ドルという高い平均額をマークし、3館から4万7100ドルを記録した。
全体的に見ると、興行成績は前年比27%ダウン。昨年は『シュレック3』が1億2160万ドルでトップを走っていた。しかし関係者たちは、。『スパイダーマン3』と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』という大作が同時期に公開され、『シュレック3』とともにチャートをけん引した昨年5月の成績を抜くことは、どんなに健闘してもできないだろうと予想している。
『ナルニア国物語』ヒット要因と各社幹部の思惑

『アイアンマン』
『ナルニア国物語』シリーズの第1章『~ライオンと魔女』と第2章『~カスピアン王子の角笛』には、いくつかの相違点がある。第1章は、05年の12月初旬に公開。世界中で親しまれているC.S.ルイス原作の子ども向け小説がベースだった。その一方で、第2章は、前作よりもアクションが増え、ダークな要素も含まれている。
「これはマラソンで、決して短距離走ではありません。上映期間の長さが問題なのです」と話すのは、米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ国内配給部門のチャック・ヴァイン部長。「最高の利点は、上映期間が長いということ。メモリアル・デイがあり、子どもたちも夏休みが始まっている。『インディ・ジョーンズ』が公開されたとしても、高い週日成績を残すことができるでしょう」。
そして、『~カスピアン王子の角笛』は、すべての年齢層にまんべんなく受け入れられている。観客の54%は家族連れで、男女比も目立つほど差はない。
前作は国内だけで2億9170ドル、海外では4億5300万ドルを記録した。本作の全面的な海外公開は、今月末から6月にかけてだ。製作費は明らかにされていないが、業界内では1億ドル程度と見られている。これは『スピード・レーサー』に匹敵する数字だ。
米ワーナー・ブラザースの国内配給部門副社長のジェフ・ゴールドスタイン氏は、アンディ&ラリー・ウォシャウスキー監督、ジョエル・シルヴァー製作の『スピード・レーサー』が、16~17日にかけて72%アップしてみせたことを喜んでいる。これはトップ10に入っている作品の中で、最高の上昇率だ。ゴールドスタイン副社長は、ロングランの可能性を秘めていることを期待している。
先週末、その『スピード・レーサー』も『ベガスの恋に勝つルール』に惜敗。『ベガスの恋に~』は女性客からの支持を得て好記録をマークした。米ユニバーサル・ピクチャーズの“Forgetting Sarah Marshall”と“Baby Mama”、そして米ソニー・ピクチャーズの『近距離恋愛』に続いて公開されたロマコメ作品は、4作の中で最も低い降下率を維持している。「現在公開中の作品で、われわれは家族向けに頼らないコメディの枠を保持しています」と、フォックスの国内配給部クリス・アーロンソン上級副社長は語った。
米パラマウント・ピクチャーズの海外配給&マーケティング部門ロブ・ムーア社長も、『アイアンマン』の健闘を、主演のロバート・ダウニーJr.によるものが大きいと話す。「本作はダウニーJr.の魅力とユーモアのセンスがうまく融合され、すばらしいアドベンチャー作品に化けました」。
そのムーア氏は、他のパラマウントの幹部とともに、カンヌで日曜日に開かれた『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のプレミアに出席。18年ぶりに銀幕に帰ってくるインディに、関係者一同目が離せないようだ。
「これはマラソンで、決して短距離走ではありません。上映期間の長さが問題なのです」と話すのは、米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ国内配給部門のチャック・ヴァイン部長。「最高の利点は、上映期間が長いということ。メモリアル・デイがあり、子どもたちも夏休みが始まっている。『インディ・ジョーンズ』が公開されたとしても、高い週日成績を残すことができるでしょう」。
そして、『~カスピアン王子の角笛』は、すべての年齢層にまんべんなく受け入れられている。観客の54%は家族連れで、男女比も目立つほど差はない。
前作は国内だけで2億9170ドル、海外では4億5300万ドルを記録した。本作の全面的な海外公開は、今月末から6月にかけてだ。製作費は明らかにされていないが、業界内では1億ドル程度と見られている。これは『スピード・レーサー』に匹敵する数字だ。
米ワーナー・ブラザースの国内配給部門副社長のジェフ・ゴールドスタイン氏は、アンディ&ラリー・ウォシャウスキー監督、ジョエル・シルヴァー製作の『スピード・レーサー』が、16~17日にかけて72%アップしてみせたことを喜んでいる。これはトップ10に入っている作品の中で、最高の上昇率だ。ゴールドスタイン副社長は、ロングランの可能性を秘めていることを期待している。
先週末、その『スピード・レーサー』も『ベガスの恋に勝つルール』に惜敗。『ベガスの恋に~』は女性客からの支持を得て好記録をマークした。米ユニバーサル・ピクチャーズの“Forgetting Sarah Marshall”と“Baby Mama”、そして米ソニー・ピクチャーズの『近距離恋愛』に続いて公開されたロマコメ作品は、4作の中で最も低い降下率を維持している。「現在公開中の作品で、われわれは家族向けに頼らないコメディの枠を保持しています」と、フォックスの国内配給部クリス・アーロンソン上級副社長は語った。
米パラマウント・ピクチャーズの海外配給&マーケティング部門ロブ・ムーア社長も、『アイアンマン』の健闘を、主演のロバート・ダウニーJr.によるものが大きいと話す。「本作はダウニーJr.の魅力とユーモアのセンスがうまく融合され、すばらしいアドベンチャー作品に化けました」。
そのムーア氏は、他のパラマウントの幹部とともに、カンヌで日曜日に開かれた『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のプレミアに出席。18年ぶりに銀幕に帰ってくるインディに、関係者一同目が離せないようだ。



























































