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『鳴らさない鐘は鳴らない』
Vol.31 アメリカのお笑いライブで複雑に

 
2008/08/22

小山田真
1982年3月10日、岡山県生まれ。幼い頃からブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れ、ハリウッドでアクションスターになる事を夢見る。高校卒業後、00年に周囲の反対を押し切って単身渡米。演技経験も英語力もゼロからスタートした。03年製作の『ラスト サムライ』で、渡辺謙演じる「勝元」の息子「信忠」役に抜擢され、これを好演して評価を受けたのちに、次々とハリウッド作品に出演する。06年春には自らの製作会社を立ち上げ、プロデュースにも携わる。07年11月には初プロデュース映画“Good Soil”が公開された。

 ハリウッドから小山田真です。

 北京オリンピックの器械体操で日本が団体で銀メダルを獲得しましたね。器械体操経験者として僕もハリウッドから大きな声援をおくりました。

 スポーツは言葉や文化を超えて感動を呼びますが、まずはそうは行かないコメディのお話です。

米コメディアンの登竜門「ラフ・ファクトリー」

サンセット通り沿いの「ラフ・ファクトリー」前で
サンセット通り沿いの「ラフ・ファクトリー」前で
 この前、僕のエージェントが毎年主催しているイベント「コメディアン・ショーケース」を観に行ってきたんです。アメリカに来てもう7年以上になりますが、コメディのステージを見るのは初めてでした。

 会場の「ラフ・ファクトリー」はハリウッドの大きなストリートのひとつであるサンセット通りにあって、ロビン・ウィリアムスジム・キャリーウーピー・ゴールドバーグほか、多くの大物コメディアンを輩出している、ロサンゼルスでも有名なコメディ専門のライブハウスです。

 イベントは結構楽しかったんですが、ハリウッドのコメディアンたちはけっこうキワドイというか、まず子供たちには聞かせられない、日本人にはなかなかついていけない(もちろんここにも書けない)ようなジョークを連発するので、何か複雑な気持ちになります。アメリカに来たばかりの頃は、英語がわからないから笑えないのかと思っていましたが、たとえ喋ってる内容がわかっても、育ってきた文化や言葉が違うと——特に笑いのツボに関しては——理解に限界があるなーと今になって思いますね。アメリカ人たちはものすごく受けていましたけど。

自然や文化の保護、継承を目指して

 文化や言葉といえば、少し前にもお話したと思いますが、僕はアメリカで、NPO法人「シン・コヤマダ・ファウンデーション」(The Shin Koyamada Foun-dation、以下SKF)を設立しました。

 団体の目的は、世界の貧困に苦しむ子供たちやその家族への教育の保護、衣類などの寄付援助、また野生動物の保護、そしてこれからの地球の環境保護です。

 SKFを始めようと思ったきっかけは、子供の頃から野生動物が暮らす大自然に囲まれた環境で育ったことと、僕自身武道家として、何か武道を通して子供たちや世の中のために貢献できる事はないかと考えたことでした。さらに、SKFを通して日本の言葉や文化を世界に広めていくことも考えています。

 日本の文化や伝統は、最近、映画などを通して昔以上に知られるようになったと思います。僕のまわりにも日本語や日本の慣習に興味を持つ人が増えています。そういう方たちに日本の事をもっと勉強できる場を提供したいと考えています たくさんの催しを計画しています。最新のニュースは是非ホームページでチェックしてください。SKFへの皆さんからの暖かい応援をどうぞよろしくお願いします(SKFのホームページはこちら)。

 それから、僕の製作会社シンカ・プロダクションズのホームページもおかげさまで新しく立ち上げる事ができました。現在は英語のみですが、近いうちに日本語でもでも読めるようになる予定です。こちらもよかったらご覧ください(シンカ・プロダクションズのホームページはこちら)。

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